成り立ち(活動紹介:味香先生寄稿文書)

1花と緑のステキなまち井草協議会の活動紹介

「花と緑のステキなまち井草協議会」が発足して2年が経過しました。私は、協議会の前身である、東京都の「シナジースキーム事業」の企画提案から裏方として関わり、本年で9年目となります。その間の経緯を含めて、活動を紹介致します。

東京都が平成18年、商工会議所・商工会が軸となり、地元企業、行政、住民団体などが推進することで、中長期的展望の下で地域経済の活性化を促進しようという企画提案型事業(シナジースキーム事業)を募集しました。東商杉並はこの企画に応募しましたが、平成18年、19年度共に選に漏れ、20年度、別企画「井草地域活性化事業~花と緑のガーデンタウン井草~」を提案し3年目にして、採択されました。

井草地区は、杉並区の最北端に位置し、区内でも緑が多く残る地域で、野菜や草花の生産者が多い所です。JR中央線沿いの阿佐ヶ谷、高円寺に比して、井草地区には、イベントらしきものは何もなく、西武新宿線の高架化が遅れており、開かずの踏切が残る地域で、東商の役員の後押しがあり、井草地区の活性化が取り上げられました。

この事業の一つが、西武新宿線上井草~井荻~下井草の3駅南側を東西に結ぶ道路脇に、約600基のプランターを並べた「シンボルフラワーロード」の構築です。年に2回植え替えを行い、春はベゴニア、冬はパンジーと季節毎に花を楽しめます。プランター・土・花は無償で支給されますが、水遣りなどの管理を各々の家庭・店舗が担当することで、住民の参加意識を高めました。

事業のもう一つが、「荻窪園芸地方卸売市場」(62年前の昭和27年設立)を会場に「花と緑の井草祭り」の開催です。地元にある都立農芸高校生による和太鼓演奏、花苗・鉢植え・切り花・地域農産物の即売や、プランターの手入れ状況を審査しての表彰式、フラワーアレンジメント教室、有名なクリスマスローズ栽培農家の野田卯一郎氏等の講話等々、多彩な催しを行い、「花が好きな人」の出会いの場を演出しています。

この事業は、東商会員のみならず、行政、商店会、町会・自治会、法人会、農芸高校、小中学校関係者等地域の関係団体、住民団体(親父バンド等)住民(花の植え替え・夏場の水遣り等)が協力してまちづくりを推進する契機となりました。

平成24年3月、シナジースキーム事業の終了を受けて、このまま終わらせるわけにゆかいないとして、「花と緑のステキなまち井草協議会」を結成、事業が継承されました。

本年5月開催の「井草祭り」は、通算で、第10回目を迎え、このイベントはすっかり地元に定着した感じです。まさに「継続は力」なりと実感しております。

また、協議会発足により、プランター設置範囲を「シンボルフラワーロード」以外にも広げ、町会の協力を得て、井草の町全体に広げることとなりました。会名に相応しく、「すてきなまち井草」を花で埋め尽くすことが出来ればと念じています。

最後に、この事業の中心となり、心身を擲って、活躍された、市川忠義会長が昨年末、病魔に冒され、現在鋭意療養中です。一日も早い回復をお祈りして筆を擱きます。

執筆者経歴

味香興郎(あじかおきお)

昭和7年三重県生まれ。中小企業診断士。NPO法人杉並区中小企業診断士会元理事長・現顧問。NPO法人CBすぎなみプラス代表理事。杉並区商工相談員を10数年務め、区内商工業者・商店会の支援多数。東京商工会議所杉並支部評議員、地域振興委員会委員として、シナジースキーム事業を立ち上げ、現在は同協議会監査役。